皆様こんにちは。 この度もスマートヒヤリングエイドサービスのブログをご覧下さり 誠にありがとうございます。 今月は「補聴器を着けているのにきこえない」がテーマです。 私共のお客様の約8割は、老人性(加齢性)の難聴と、耳鼻科医の先生から診断を いただかれて補聴器のご用命を下さいます。 老人性難聴とは「人は年をとると相応に耳が遠くなるが、相応(年齢平均)以上 にきこえが遠くなった状態」だといえます。 病理的変化でいうと末梢~中枢神経に生じる退行変性などというようです。 具体的には・・・ ①音のセンサーである内耳の感覚細胞(内外有毛細胞)の消失または変性。 ②感覚細胞から続く、らせん神経節細胞の変性。 ③感覚細胞のエネルギー源である血管条の障害。 などと、難しく文献には紹介されています。 要約するとやはり「年齢相応より耳が遠い」でしょうか。 ならば、適切にフィッテイング(微調整)された補聴器を着ければ、これらの問題は 解決できるのでしょうか?「年齢相応にきこえる」のでしょうか??? もし、完璧にフィッティングされた(実際は困難です)補聴器を両耳に着けたとして、 それでも「きこえには個人差」があると考えます。 個人差は、特に「認知症」の方には症状の程度にもよりますが大きいと思います。 大概、認知症でない方に比べて「きこえにくい」です。 「きこえているはずだが、きこうとする意識が低い場合は理解していない」状態です。 傍からみるとやはり「補聴器を着けているのにきこえない」になります。 そんな場合、補聴器店で何度も新しい補聴器を買ったり、何度もフィッティングして もらったりしているお客様が結構おられるように思います。 ではそんな場合どうすれば良いのでしょう? 聞き手のだけの努力には限界があります。 話し手に下記のような気配りが大切になります。 ①話し始める前に名前を呼ぶなどして注意を促す。 ②笑顔で話す。 ③口をはっきり見せて話す。 ④ゆっくり、はっきり、区切りながら話す。 ⑤補聴器の着けた耳に向かって話す。 ⑥理解したか確かめながら話す。 ⑦何回言ってもきき間違える場合は別の表現で言い換える。 ⑧テレビなどをつけたまま話さない。 ⑨重要な事は筆談やメモで伝える。 などなど「難聴でお困りの聞き手」に対しては、きこえないからと言ってイライラ したりせずに、思いやりの心で接してあげるべきなのだと思います。 なんて偉そうな事を書きながら日々反省しております(^^;) いよいよ冬到来。寒くなりましたね。 皆様もお風邪などひかれませんよう、くれぐれもご自愛下さい。 平成25年11月27日(水) 補聴器調整・販売 スマートヒヤリングエイドサービス 担当:奥田 肇(おくだ はじめ) <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>
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