皆様こんにちは。 この度も、私共スマートヒヤリングエイドサービスのブログをご覧いただき 誠に有難うございます。 今回は表題の通り、初めて補聴器を着けた方の多くがおっしゃる不具合に ついてです。 「新聞紙などのパラパラ音」 「食器などのガチャガチャ音」 「水の流れるジャージャー音」 「足音のドタバタ音」 これらの音が、補聴器を着ける前と着けてからを比べると、 異常に大きくうるさく感じてしまうというものです。 原因は、人は難聴になると内耳の音を処理する部分が損傷してしまい、例えば高い音を 処理する部分が損傷した場合は、信号がこない高い音に関係する神経細胞は失われていき、 やがて脳に高い音は届かなくなります。 この場合、人の脳は損傷を受けていない、もしくは損傷の少ない聴覚経路(高い音以外)を 再構築して音を処理するようになります。 要するに今ある条件に適応して、以前とは違う感じで聞こうとするわけです。 そうなってから、補聴器を着けて例えば聞こえにくくなった高い音を強調して聞いても 脳が変化して高い音を感じる脳の部分が委縮してしまっているので、「意味のある音」ではなく 「単なる不快な雑音」と感じてしまいます。 これまでの研究から、補聴器を着け始めて、これら不快な音に慣れて、再び意味のある音に感じるまで およそ3~4ヵ月かかるといわれています。 このため、難聴が進んでやっと着けた方がすぐに慣れることができず、周りのご家族や ご友人も困っているのに補聴器を諦めてしまうということが起こります。 今回の要点は、専門スタッフによって適切に音量音質調整された補聴器であっても、 慣れるのに3~4ヵ月はかかるということです。 ある程度根気が必要という事ですね。 本日も最後までお読み下さり有難うございました。 皆様の良き聞こえのために少しでもご参考になれば幸いです。 補聴器店 スマートヒヤリングエイドサービス 担当:奥田 肇(おくだ はじめ) <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>