皆様こんにちは。 不定期にも関わらず、私共スマートヒヤリングエイドサービスの ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。 今回は表題の通り「読話(どくわ)」についてです。 難聴になると、一般的な対応として、補聴器を使って残存聴力を 活用するのですが、補聴器装用者(特に難聴になってから補聴器 を使いはじめるまで年数のかかった人)の中には、「正面に向き 合って1対1の会話は良くきこえるが、人と人が話し合っている 内容はあまり聞きとれない」とおっしゃる方も多いです。 これは聴覚が落ちてしまうと、コミュニケーション能力を維持 する為に視覚に頼るようになるため、話し相手の口の動きをみて 話しの内容を理解する読話(読唇ともいいます)がそれまで以上 に重要になってきます。 先述の「人と人が話し合っている内容はあまり聞きとれない」は 口の動きを見て把握しづらいためだと思われます。 読話のポイントは以下の通りです。 ●相手の口の動きがよく見えるように部屋の照明を明るくする。 ●相手から1m前後離れた位置で会話する。 ●相手に口の動きを明瞭にして、ややゆっくり話してもらうよう にする。 ●同口形異音(どうこうけいいおん)口の形は同じだが発音が 違う場合がある。例:たまごとタバコ ●口の動きだけでは判別できない音がある。例:チ、ジ、リ、ニ シ、キ等 補聴器無で読話だけでコミュニケーションをとる方もいますが 大変な集中力が必要で疲れやすくなり、また同口異音など判別 できない音があります。 補聴器と読話の併用が大切ですね♪ 専門的には補聴器だけの聞き取りに比べ、補聴器と読話の併用 ではSN比(騒音下での聞き取り)を4~6dB改善するとい われています。 これは会話の理解度が最大40%程度向上させる効果があると いうことになります。特に騒がしい環境ではこの差は大きいです から相手の顔や口元をよく見て会話することが大切です。 本日もさいごまでお読み下さりありがとうございました。 皆様のきこえの環境がよくなりますように(^^) 平成28年10月16日(日) 補聴器店 スマートヒヤリングエイドサービス 担当:奥田 肇(おくだ はじめ) <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>
皆様こんばんは(^^) 今回ご紹介しますのは先月京都のある会場で開催されました 某補聴器メーカー主催のワークショップの風景です。 ワークショップとは、参加者が専門家の助言を得ながら問題解決 のために行う研究集会をいいます。 今回は、主に難聴のお子さんとそのお母さん(お父さん)を 対象にした研究会でした。 講習会でスライドをみて聞こえの専門知識を得たり、 最新の補聴器の聞こえ体験や補聴援助システム(話し手がマイクロホン を装着することで、無線技術を用いて聞き手の補聴器に直接音声 を届ける装置)の体験会もありました。 難聴のお子さんをもつご両親の皆様は、本当に熱心に専門家の話に耳を傾けて おられました。 お子さんも、実際の年齢以上にしっかりされていて感心しました。 近頃は、障害者差別解消法が施行され、これまで以上に合理的配慮が求められ るようになりました。具体的には学校や役所などの公的機関では公費等で補聴 援助システムなどを導入する可能性もでてくるという事です。 まだまだ個人負担では金額も大きいので、そういう動きがどんどん広がると よいですね(^^) 今回もさいごまでお読み下さり有難うございました。 2016年9月6日(火) 補聴器店 スマートヒヤリングエイドサービス 奥田 肇(おくだ はじめ) <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>
皆様こんにちは(^^) この度も、不定期なスマートヒヤリングエイドサービスのブログに お付き合い下さり誠にありがとうございます。 今回のテーマは表題の通り「パフォーマンスレベル」についてです。 ここでお伝えします「パフォーマンスレベル」とは「補聴器のクラス」 のことです。「補聴器のクラスの差」といいかえますと、例えば10 万円台と20万円台(価格帯)の補聴器の機能性能の差とお伝えすれ ばいいのかもしれません。 クラスによる詳しい機能の違いはここでは割愛しますが、耳あな型、 耳かけ型、ポケット型のような「補聴器の形状」と違って、「補聴器 のクラス」は外見上の違いはありません。要するに10万円する耳 かけ型も40万円する耳かけ型も、メーカーと年式が同じであれば、 お客様には見分けることは困難です(刻印などで見分けることは可能) では、クラスによる機能の違い(簡単にいえば値段の違い)を体験でき るかと言えば、そう簡単でもありません。聞き比べて体感できれば 良いのですが、一般的に補聴器販売店ではコストの関係もあり、 お客様の予算に合わした補聴器を実際に試聴したり、貸出を受けたり は現実的には行われていないのが実情です。でも最近は業界でもそう いった問題に応えようといろいろな動きがみられてきました。 あるメーカーでは、メーカー主導で有料(3,000円程度)ですが、 カタログのほぼ全商品を2週間程度レンタルできます。 またあるメーカーでは補聴器販売店向けに1台のデモ機で複数の クラスの違いを体感できる試聴貸出専用の補聴器を投入しています。 こちらは販売店の意向次第で無料でレンタルできます。 こちらの画像の左側はU社、右側はS社のパフォーマンスレベルが 変更可能な試聴貸出専用の補聴器です。 ほぼ全てのお客様がクラスの差を体感されます。表現の仕方は個人差 ありますが、上位のクラスの方が「静か」「ことばがきれい」 「音にひろがりがある」「全然違う」などとおっしゃいます。 それはそれは10万円と20万円の補聴器の音質が一緒な筈はあり ませんが、本当に値段の違いが性能の違いと正比例しているか、 予算に余裕があれば試したいと思うのがお客様の本音だと思います。 要するに「高価な補聴器を買えば本当にきこえの悩みは解決できる のか?」です。 ちなみにこちらのデモ補聴器はどの補聴器販売店にも用意してある わけではありません。興味がおありの方は一度問い合わせしてみて 下さい。もちろん、私共では無料でお試しいただけます(^^) 本日もさいごまでお読みいただき有難うございました。 まだまだ暑い日が続きます。皆様ご体調くずされませんよう ご自愛専一にてお過し下さい。 2016年8月10日(水) 補聴器店 スマートヒヤリングエイドサービス 奥田 肇(おくだ はじめ) <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>
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