皆様こんにちは(^ ^) 今回も不定期にも関わらず、私共スマートヒヤリングエイドサービス のブログをご覧いただき誠に有難うございます。 本日は、箱型(ポケット型)補聴器についてです。 補聴器工業会の今年の速報によりますと、 箱型補聴器のメーカー出荷構成比は6%くらいでした。 すなわち今年補聴器を購入した人100人中、 この形を選んだ人は6人というような結果です。 ※実際には出荷数≠購入数で差異があります。 年々、箱型の出荷構成比は減少傾向にあります。 主に、総合支援法(福祉)交付を受けられた方と、価格優先で購入した方、 操作性で選ばれた方が、箱型補聴器をお使いでしょう。 顧客満足度という視点でみますと、ライバルの耳かけ型や耳あな型と 比較して、決して大きな差がある訳ではありませんが、 箱型補聴器で使ってみて不満足という方の理由に、 「よくイヤホンが耳から外れる」というものがございます。 特に高齢の女性の方に多いようです。 まずはこの画像をご覧下さい。 イヤホン&耳せんが長くて飛び出し気味です。 先述の通り、女性は耳たぶ(耳介といいます)が柔らかく、 耳あなの入口付近も狭くなりがちなので、よく外れるのです。 次にこの画像をご覧下さい。 使用されているご本人からのお訴えで、補聴器店に行かれますと、 店員さんからは、「こう耳に掛けるとよいですよ」と説明を受けたりします。 でも結局、耳の上の髪の毛などに押し返されてやはり外れるようです。 では、どうすればよいのでしょうか? 一つの解決策としまして耳せんの筒部分をカッターナイフ等で短くカットして、 耳たぶの窪みに収めるという手法があります。 もしくはより短い耳せんに替えるという手法です。 この他にも、耳型を採ったオーダーメイドの耳せんは、確かに落ちないのですが、 高齢者には、耳に入れにくい、長時間使用すると、 痛み痒みがあるという方もおられます。 そして、先ほどの耳せんの修正後がこちらの画像になります。 最初の画像の時よりも収まりが良さそうでしょう(^ ^) 箱型補聴器は、一番安価なので、一つは持っているという方も いらっしゃると思いますが、使ってみられて 何かしっくりこなかったという方は、案外こういう理由かもしれません。 この手法を試したい場合は、耳の形状や機械の種類によっては、 出来る出来ないがございます。 一度購入店に相談されてもよいかと思います。 長文失礼致しました。 本日も、最期までお読み下さり誠に有難うございました。 このブログが少しでも皆様のお役に立ちますように。 平成26年11月24日(月) 補聴器店 スマートヒヤリングエイドサービス 奥田 肇 <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>
皆様こんにちは。 今回も不定期にもかかわらず、私共スマートヒヤリングエイドサービスのブログを ご覧下さり誠に有難うございます!! 本日は、先日、介護関係者の皆様と「補聴器ミーティング」をさせていただきましたので、 その内容をご覧の皆様にもお伝え致します。 補聴器使用をお考えの方、そのご家族様の参考になれば幸いです(^^) ミーティング内容(以下箇条書き) ~補聴器市場調査(ジャパントラック2012)より抜粋報告~ 1.日本の全人口の内、自身が難聴であると自覚している人の割合 →10.9% ※欧米先進国と比較しても近似値である。 2.65歳以上全人口の内、自身が難聴であると自覚している人の割合 →18.0%(65~74歳) →43.7%(75歳以上) ※75歳以上の人は4割強の人が難聴を自覚している。 3.自身が難聴であると自覚している人の内、補聴器を所有している人の割合 →14.1% ※欧米先進国、イギリス41.1%、ドイツ34%、アメリカ24.6%などと 比べて日本人の所有率は低い。 4.今まで聴力検査を一度も受けたことが無い人の割合 →37% ※欧米先進国と比較しても近似値である。 5.自身が耳鳴りがあると自覚している人の割合 →30% ※耳鳴りのある人の8~9割は難聴を伴っているとされる。 6.難聴の自覚のある人の内、夕方になると疲れるという人の割合(肉体疲労感) →60%(補聴器を使っていない人) →37%(補聴器使用者) 7.難聴の自覚のある人の内、夕方になると疲れるという人の割合(精神疲労感) →50%(補聴器を使っていない人) →30%(補聴器使用者) ※難聴の自覚があり、補聴器などの補聴対策をしていない人は、補聴器使用者 と比較して疲れやすい。 8.仕事をもっている補聴器使用者の内、補聴器が仕事上で役立っていると 思っている人の割合 →88% ※仕事をもっている人にとって、補聴器はパフォーマンスを向上させる。 9.補聴器使用者の内、前回使用補聴器の所有年数は? →41%(3年未満) →35%(4年~6年) →15%(7年~10年) →9%(11年以上) ※所有年数=補聴器の寿命とは一概に言えないが目安になる。 10.補聴器使用者の内、障害者総合支援法による補聴器購入者の割合 →12% ※補聴器使用者の内、8割強の人が全額自己負担で購入している。 11.補聴器使用者の内、リモコンを含めたワイヤレス機能(通信機能)を 使用している人の割合 →9% ※使用できるなら、あった方が便利だと思っている人の割合は53% 12.補聴器使用者の内、補聴器全体的満足度は? →36% ※欧米先進国、イギリス72%、ドイツ77%、フランス80%、アメリカ74%と 比較しても、日本では突出して補聴器の顧客満足度が低いといえる。 13.補聴器使用者の現在使用中の補聴器の購入先は? [...]
皆様こんばんは(^^) この度も、私共スマートヒヤリングエイドサービスのブログを ご覧下さり、誠にありがとうございます! 本日は、80歳以上(個人差もありますが)から 初めて補聴器を使用される方へのお知らせです。 残念ながら日本では、各調査より補聴器の顧客満足度は30%程度とされ、 購入者10人中約7人は、あまり満足されていない事が知られています。 不満足な方にヒヤリングしますと、表面上は「雑音がひどいから」 などとなりますが、細かくみていきますと、その中でおおよそ3~4割の人は きちんと着けられていない、もしくはメンテナンスが出来ていない為、 補聴器の変形等できちんと着けられない方があることも分かってきました。 特に80歳以上(個人差もありますが)で初めて補聴器を使用される方に、 上手に着けられていないケースがみられるようです。 お若い頃であれば、簡単に出来ることも出来なくなる。 決して補聴器装用に限ったことではありませんが、中々上手に 着け外しが出来ず、歯がゆい思いをされる場面をよく目にします。 補聴器の形状が、高齢者の使用にもっと容易なものであれば良いのですが、 主要な補聴器メーカーが欧米の企業であること、欧米では補聴器の 装用開始年齢平均が、日本人より10年近く早い事から、日本のように 80歳~90歳代で補聴器装用を開始するようには考えられていないように思います。 何事にも始めることに遅すぎるという事はありませんが、 ご高齢もしくは、ご病気などで手先の不自由な方は、補聴器の 装用開始にあたって下記のような点に留意していただければと 思います。 1.補聴器は、自身一人で相談されず、必ずご家族もしくはご友人同伴で お店に行かれること。医療・介護福祉担当者に事前相談されてから でもよいと思います。 2. 購入前に貸出をうけられること。実際に生活環境で使用してみて 本当に効果が実感出来るか見定めること。 3. 補聴器の着け外し、スイッチの入り切り、電池交換が出来る事を 確認してから購入されること。 4. 購入後、アフタフォローをきちんと受けられるか確認されること。 5.価格面で無理をされないこと。 お客様に合う補聴器がみつかりますように。 本日も、最後までご覧下さり有難うございました。 すっかり朝晩は涼しくなってまいりました。 皆様、お風邪などひかれませんようご自愛下さい(^ ^) 下記の画像は、最近人気の超小型の耳かけ型補聴器です。 本当に目立ちにくいのですが、着け外しは少々困難で練習します。 平成26年9月27日(土) 補聴器店 スマートヒヤリングエイドサービス 担当:奥田 肇 (おくだ はじめ) <<<スマートヒヤリングエイドサービス補聴器訪問相談・販売ページ>>>
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